性質
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Q
石英ガラスは、なぜ失透(白濁)するのですか?
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失透とは、ガラスが本来持つ非結晶(準安定)状態から、結晶化した安定状態へ変化することで発生する現象です。
この変化により、透明だった石英ガラスが白濁して見えるようになります。一般的に、石英ガラスの失透については以下の特性が知られています。
- 約1,150℃以上で長時間使用すると失透が始まります。
- 1,200℃を超える高温になるほど、失透はさらに促進されます。
一方で、1,000℃以下の比較的低温環境でも、失透が発生するケースがあります。これは、石英ガラス表面に以下のようなアルカリ系の不純物が付着した状態で加熱されることが原因です。
- ナトリウム(Na)
- カルシウム(Ca)
- カリウム(K)
なお、失透の状態や製品形状によっては、石英管などを再び透明な状態に戻せる(再生できる)ケースもあります。
詳しくはコラム「石英ガラスの失透とは?」をご覧ください。石英ガラスの失透対策や再生に関するご相談に応じます。
失透の症状や使用温度条件を教えてください。原因と対策をご提案します。
失透した石英管の再生可否についても、お気軽にお問い合わせください。
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Q
不透明石英と一般的な透明石英の主な違いは何ですか?
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不透明石英(Opaque Quartz)と透明石英(Transparent Quartz)の最大の違いは、光の透過性と用途にあります。
以下に主な違いを分かりやすくまとめます。■ 光の透過性(透明度)
- 不透明石英
- 光をほとんど透過せず、内部を目視することはできません。
- 遮光や光拡散が求められる用途に適しています。
- 透明石英
- 高い光透過性を持ち、内部構造が確認できるほど透明な材質です。
- クリアな外観を持つことが多く、光学用途に適しています。
■ 材料構造・純度
- 不透明石英
- 石英の結晶構造は持っていますが、内部の微細な構造や不純物の影響により光が散乱し、不透明に見えます。
- 透明石英
- 高純度で不純物が少なく、光の散乱が抑えられているため高い透明度を実現しています。
■ 主な用途
- 不透明石英
- 遮光が必要な熱プロセス装置部品
- ランプ周辺部品
- 耐熱性・電気絶縁性を活かしたヒーター部品、絶縁体
- 透明石英
- 半導体製造装置用プロセス部材
- 各種ランプ用材料
- 光学部品
- 理化学・分析機器
このように、光を通す必要があるかどうか、使用環境や目的によって、不透明石英と透明石英は使い分けられています。
不透明石英と透明石英の選定に関するご相談に応じます。
使用目的(遮光・光学・半導体用途など)を教えてください。
不透明石英と透明石英、どちらが適しているか最適な材質をご提案します。 - 不透明石英