火炎加工
flame-processing
石英加工には大きく分けて、
- 火を使って形を作っていく加工 火加工(火炎加工)
- 削ったり、切ったり、穴をあけたりして形を作っていく 切削・切断・研磨加工
とに分けることができます。
ここでは、火加工(火炎加工)について解説します。様々な加工技術や機械を組み合わせて、お客様の要求する製品を作り上げていきます。
旋盤加工
石英ガラスの加工における旋盤加工は、石英管(チューブ)を旋盤に取り付けて、回転させながら多くのバーナーから放射される火炎で径を修正したり、管(チューブ)の片側を丸や平らに封じたり、他の石英部品と溶接する際に使われます。
半導体製造工程の拡散炉やCVD炉で使われる「炉心管」やエッチャー工程で使われる「チャンバー(ベルジャー)」等はこの旋盤加工を経て製品になります。
石英ガラスを火加工する時の温度は1,700℃~1800℃の高温でおこなれます。
旋盤加工の様子
その他の火加工
旋盤を使わずにおこなう火加工もあります。主に石英管(チューブ)の口径の小さい物を曲げたり、伸ばしたり、封じたりする加工や容器類(石英槽)やボート等を作る際の溶接などが代表的な加工です。
旋盤を使わず石英加工の職人が直接バーナーより放射される火によって溶接したり形状を整えたりしていきます。