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検査

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半導体デバイスの製造工程で使われる石英製品は、材料の純度や寸法に高い精度が求められています。そのため検査工程では最新の検査機器を導入し、検査環境もクリーンルーム内で行っている工場も多くあります。

検査室(クリーンルーム)での三次元測定による検査

三次元測定機

三次元測定機は加工した石英製品をステージに載せ、三次元(縦、横、高さ)の座標を取得して製品の形状や幾何公差などを高精度で測定するものです。特に半導体分野で使用される石英製品の中には1/10mmやそれ以上の精度が求められる製品もありますのでそれらの製品は三次元の測定機での検査が不可欠です。

検査室(クリーンルーム)ICP測定機による検査

ICP-MS

ICP-MSは溶液中の極微量な無機元素を精確に定量する場合に用いられる分析機です。
通常の石英の検査で用いられることはありませんが、石英の金属不純物の評価に使われます。

歪検査機SVP-10

歪検査機

歪検査機は石英硝子に「歪(ひずみ)」が溜まっているかを調べる検査機です。

石英硝子に歪が溜まっていると硝子は非常に割れやすい状態の為、火炎加工後は必ず歪を除去するために「アニール」と言われる処理を行い「歪」をとり、製品に「歪」が無いことを確認します。

検査室(クリーンルーム)でのノギスによる検査

ノギス

ノギスは石英硝子の材料の受入れ検査から、加工中の寸法測定、最終製品の寸法測定まで石英硝子の製品を作る過程で一番多く使用される測定機器です。

ノギス一つで石英製品の外側寸法 、内側寸法、深さ寸法、段差寸法を測定することができます。本尺目盛にスライダ上のバーニヤ目盛を組み合わせることで、より細かく読み取ることが可能です。

一般的なアナログタイプのノギスの最小読取値は、0.05 mm。0.02 mm単位を読み取るタイプも登場し、用途に応じて使い分ける事も可能です。

現在は0.01 mm単位を表示するデジタルタイプもあり、ノギスの利便性は向上してきています。測定範囲は通常0~300 mm、長尺では2000 mmまで測定できるものがあります。

表面粗さ計

対象物(石英硝子)の表面の平滑度を測定します。レーザーなどの光学式のものが多く、石英硝子の切削面や研磨面などの測定に使われます。

超音波肉厚計

対象物(石英硝子)の表面の平滑度を測定します。レーザーなどの光学式のものが多く、石英硝子の切削面や研磨面などの測定に使われます。

測定顕微鏡

金属顕微鏡や実体顕微鏡を筐体として計測用の顕微鏡として開発された顕微鏡。ステージの移動量を数値化することでXYZ方向の形状の測定が可能。1μm程度の測定精度が出る。

投影機

検査対象の製品や部品を正確な倍率でスクリーンに拡大投影することで効率良く測定、検査が可能になる検査機です。

形状解析レーザー顕微鏡

形状解析レーザー顕微鏡 (英: 3D laser scanning confocal microscope) とは、レーザー光を用いて、物体(石英)の表面形状を測定する顕微鏡です。三次元データが取得でき、解析ソフトで処理することで,任意断面での段差の測定や面粗さ測定,面積・体積の算出などさまざまな値の計測・算出も可能です。

気中パーティクルカウンター

石英を加工するクリーンルーム内の清浄度を管理するため気中のパーティクル(粒子)をカウントする測定機

電気伝導率計

石英製品、部品を純水で洗浄するため、その純水の汚れを伝導率(比抵抗値)の値で測定、管理する測定機